パーキンソンの法則

パーキンソンの法則」というものがある。

Wikipediaには「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」とある。

例えば、ある仕事をするのに、一週間の時間があった場合でも、突然「1時間でやって」と言われた場合でも(仕事の量にもよるが)どちらであっても概ね、完成した仕事の質には大きな差はつかないということらしい。

つまり、1時間でやらねばならないとなれば、その時間でやり遂げることが出来る仕事も、1週間という時間があると、やりとげるのに1週間かかってしまう。1時間で仕事を終えて残りの6日と23時間を別の仕事にあてるという事はできないというのである。

多くの仕事をかかえながらしっかりこなしていく人というのは、ほどよい急こう配の坂道を登るような仕事量を抱えた状態にあるのだと思う。それらをこなし達成することで、自らのキャパシティを更に広げ、質を保ちながらより多くの仕事をできるようになっていくのだろう。

個展開催まで、残すところ15日程度になった。
描き上げたい作品はまだ6,7枚残されている。
正直な所、これまでの個展でここまで厳しい仕事量に追いつめられたことは無い。それでもきっと僕はやり遂げるだろう。引き返すことは絶対にしない。目の前にある門を確実にくぐり抜ける。
その達成感をつかむことが多大なコストとエネルギーをかけて個展を開催する目的の一つであると考えている。
そして成長と増長を手に入れるのだ。□