我唯足知

※ しばらくいろいろ振り返って行きます。
  後ろ向きにならないように努めるのでもうちょっと付き合ってね♡

 

今年の個展について。

手ごたえがありました。かなり。
達成感はこれまでの個展でも最も大きかったと感じています。
陳列が終わった瞬間、天に上るような安堵につつまれました。
「もうこのまま絵を全部片づけて、家に帰ってもいい」といった気持ちにすらなりました。その翌日から個展が始まるわけで、なんのために描いたんだ。みたいな本末転倒な状態だったのですが、それくらいの達成感だったのです。こんな経験は、はじめてでした。

.......と、ここまではかっこいい話。ここからはかっこ悪い話。
でもその後、個展が始まってみたら雲行きが怪しくなってきます。
陳列直後は満足していたけど、本当にこんな仕事で満足だったのか?もっと工夫できなかったか.........とか。そういえば、行くよと言ってくれていた彼ら彼女らは会場には来てくれなかなったな.......とか。
.......そんなことを思いはじめると、すぐに気持ちが曇ってきたりします。
もうちょっとがんばってみたい。と思いました。
陳列直後のあの達成感をさらに磨き上げたら、きっとこんなもやもやも、一掃されるのだという気がするのです。

我唯足知。

言葉づらではなくて、その言葉を体から感じ取りたい。
きっとあるんです、もう。できる。そんな気がします。
来年の個展は、5年ぶりの大阪での開催となります。
我唯足知の境地に少しでも近づけたらと思っています。

 

気障だな。でもきっとここからが長い。□