プレステミニ!

 

プレステミニの発売が発表された。

 

言わずと知れたSONYの大ヒットゲーム機「プレイステーション」の小型版である。
20本の往年の名作が入っていて、テレビにつなぐだけで遊べるというものです。

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でも、正直なところ、ぞっとしない。
なんだか火がつかないんだよなぁ。
なんでだろ?なんでだろ?と考えてみました。
その理由はおおきく3点ほどでしょうかね。今日はそれをつらつらと書いてみます。


(1)近すぎない?

クラシックと呼ぶには、最近すぎませんか?
プレステがこの世に出たのは1994年とのことです。
25年ほど前ということになるんだけど、僕にとってはそれほど古くはないのです。
ついこの前まで、まだプレステで遊んでいたという感じがしているのです。
25年程度では懐かしいという思い出になるほどに、まだ脳の中で記憶が熟成されないのでしょうね。
実際、まだ現役でオリジナルの本体で遊んでいる人もいるのではないでしょうか。
もう10年くらい待ってから商品化してもよかったのではないかなあ。と思うのです。
バイオハザード」なんてリメイクされまくっているからあまり懐かしい気持ちにはなれないのです。急ぎ過ぎたねSONY


(2)個人主義の到来

ファミコンのころは、ファミコンしかなくて、しかもゲームもなくて、誰もが全員同じゲームを遊んでいたのです。
だからファミコンのヒット作を30本選んだら、ほぼ全員が納得!という商品にできたのだと思うのですね。
けれど、プレステの時代になるとゲーム産業はぐんぐん成長して、ファンのニッチな気持ちに応えるゲームが次々と生み出されていきます。そのせいもあってか、みんなが違うゲームで遊んでいるのです。
プレステミニに入る20作品のタイトルはまだ発表されていないけれど、たぶん、みんなの思い出を満足させられる20本なんて到底、選べないのではないかと思うのですね。
スーファミミニですら、ファンの想いが分散し始めていたようだし。
せめて、Aモデル、Bモデル、Cモデルと3つくらいのタイトルの異なるモデルをリリースするとか、ファンが好きなタイトルを選んで入れてもらえる。くらいの商品にしないと期待に応えられないのではないでしょうか。

クーロンズゲート」や「キングスフィールド2」が入ってなかったら、僕は揺れません!(笑)


(3)二番煎じ

最後はやっぱりこれですね。
大ヒットゲーム機の元祖であるファミリーコンピュータが、初めてこの「クラシックミニ」という商品を発表したときの衝撃には到底、追いつけないですよね。
誰もが、すぐに次はスーファミミニか。メガドラミニか。なんて言いだしていたから、実際に発売が発表されても「やっぱりね」という感想になってしまう。消費者の免疫って残酷です。

ファミリーコンピュータこそがぼくのゲームライフの元祖であり、それ以前のゲーム&ウォッチからの飛躍的な進化を経た発売から、スーパーマリオブラザーズドラゴンクエスト等の大ヒットゲームの数々。そしてアーケードゲームにはやっぱり届かないという乾いた気持ちを噛み締めた思い出の数々。
まさにファミリーコンピュータは、ぼくの青春の心臓と言ってもいいゲーム機なのです。
そういう気持ちをもった人間が日本にはとんでもない数いて、そういう輩をターゲットにして、30本もの名作タイトルを収容してどこにでも持ち運べる小ささで再発売すると聞いた時、感電死するかのような衝撃を受けたのでした。

やっぱり「元祖」ってすごい。
どうやって一番乗りでみんなを驚かせることが出来るか。そこなんですよね。
でもそれを生み出すのが難しい。だからこそ生み出したことにすごい価値があるのです。そして、「そこにはいつも任天堂」なんですね。任天堂のすごさはそこにある。
紆余曲折があってようやく手元にファミコンミニがやってきたのだけれど、今なお箱を持つだけで震えるからね。ほんとうにすごい力です。

 

まずは20タイトルがどう出るかを静観したいと思ってます。
あ、プレステの思い出を書くつもりが時間切れです。続きは明日に書きます。

最近読んだ本のことを書きたいのだけど、次から次へと書きたいことがあふれて来て、なかなか辿りつけない....(笑)□