優勝は、霜降り明星でした。
でも、僕の中での優勝は和牛です。
そして、忘れがたきトム・ブラウン。
漫才も芸術です。
全てがつながっています。
見る人はプロであっても素人であっても、
すぐに「あ、すごいな」が、わかってしまう。
コツコツつみあげて究極の笑いにたどり着こうとしていること。
でも、それでは決して越えられない壁があること。
そんな壁すら感じさせず時代すら一気にとび超えてしまうこと。
絵画でも音楽でも落語でも芝居でも。
全ての芸術に同じ現象をみます。
表現手段は多くあっても、芸術が目指す真理は1つなのです。
手段、分野に関係なく、すごいものは全て同じありかたですごさが決まっている。
そんなエッセンス全てが4分の漫才の中にくっきりと見えました。
ファンとしてずっと見ていきたいのは和牛でした。
でも未来を創る者としての期待はトム・ブラウンでした。
審査委員ですらついてこれないくらいのアバンギャルドでした。
オードリーのあの驚きを思い出すほどのアバンギャルドでした。
本当にすごいものを魅せてもらいました。ああ、2018年も終わっていくなあ。□