NHKBSプレミアムで、4Kリマスタリング版「ウルトラQ」が放映されている。
BS向けに画質は落としているのだろうが、
「これ、ほんとうに昭和40年の映像か?!」というほどにきれいで、驚愕している。
まるで、最近に録画されたモノクロ映画のようで、電話機やオフィスの様子が古いことも、朝ドラのような過去の時代背景の映像のようにすら見える。4Kってすごい。
ウルトラQが好きである。
ウルトラマンも好きだが、子供向けに焦点をあてたウルトラマンよりも、ヒーローが不在で怪現象や怪獣に対して人間が立ち向かうという、ちょっと大人向けの苦みのある世界観が好きだ。
今なおいろいろリメイクされたりしているのも、その魅力をつなごうとしている人たちの努力なのだろうが、今改めて見てもやっぱり強烈なおもしろさをもっている。
自分が生まれるはるか前に放映されていて、実際に映像をみたのは高校生くらいの再放送だったのだが、実はもっと小さい幼児のころにガチャガチャの怪獣の消しゴムでカネゴンやガラモンの存在はすでに知っていたのである。
ビデオという機械はなく、本屋で怪獣図鑑を眺めるなどして当時は怪獣のことだけ精通しているような子供がたくさんいた。実際、個々の怪獣、怪人の存在感はとてつもなくおおきかった。円谷プロの着ぐるみの魅力は今なお色褪せることがない。
DVDボックスも、単なるコレクターズアイテムになってしまった。□
#4K「七人の侍」も放映されないかしら。