(以下全て自分へのメモ。すべてネタバレしてますので注意)
島田は本を手に取った。
という冒頭からもうだまされているという見事さ。
手に取ったのは島田の兄。書いたのが島田本人。という脳震盪。
もうそれだけでこのミステリーが一級品といえる。
ただ、劇中作の「迷路館の殺人」の中で、あらかじめ鮫島が作っておいた小説の通りに、作家たちを殺していくという箇所。
第一の殺人で犯人である鮫島が、首を切断した理由が、生理で汚れた床を隠すためだった。となっているところは、生理が来ることは計算できなかったでしょう?
というところはひっかかった。□