今日の一冊

 

迷路館の殺人」 綾辻行人著 講談社文庫

 

f:id:massy:20220416151724j:plain

 

 

 

 

 

 

 

(以下全て自分へのメモ。すべてネタバレしてますので注意)

 

 

 

 

 

 

 

f:id:massy:20220416141030j:plain

 

島田は本を手に取った。

という冒頭からもうだまされているという見事さ。

 

手に取ったのは島田の兄。書いたのが島田本人。という脳震盪。

もうそれだけでこのミステリーが一級品といえる。

 

ただ、劇中作の「迷路館の殺人」の中で、あらかじめ鮫島が作っておいた小説の通りに、作家たちを殺していくという箇所。

第一の殺人で犯人である鮫島が、首を切断した理由が、生理で汚れた床を隠すためだった。となっているところは、生理が来ることは計算できなかったでしょう?

というところはひっかかった。□