「ワンピース」が最終章に突入するとの告知があった。
ちょっと前に野田先生の「ゴールデンカムイ」最終回に向けた、全話無料公開の告知があった。
両者を見て感じたのは、共に「自信満々」だということだ。
「好きにさせる自信がある」
「面白いです」
自分の作品に自信を持つことがあったとしても、それを自ら「すごい」ということは、なかなかできない。
自分の作品に照らし合わせると、仮に1つうまくいっていたとして「すごいぞ」と人の眼を集めても、じゃあ次は?と求められたとき、同じようにうまくいったものを出すことができない。それは、ホームランを打ったバッターが、次もホームランを打ってと期待されて、打てないことに似ている。
それでも、彼らがあえて自らを「すごい」と言えるのは、100発100中の仕事をしていることを「確信」しているからだと思う。
そんな人が、今の漫画界のトップなんだということなんだと。
日本の漫画文化のヒエラルキーの高さにはもはや圧巻と言わざるを得ない。□