素晴らしい作品を描き上げた人がいて、絶賛されている。
良いものはもう、誰が見ても満場一致で絶賛される。
それを間近で体感した。
うらやましいと思う刹那、次回もまた次回も、彼はこれを描き続けて行けるのだろうか、と心配をする。
観る側も冷酷だ。すぐに飽きて「またこれか」と漏らし始める。作る自分自身も、しかり。
一発屋で終わるかもしれない。
でも、今となっては、一発屋でもいいからホームランを打ってみたいと思う。
たとえ一発しか打てなかったとしても、一発打てただけもすごいことではないか。
ヤジを飛ばす人間は、そもそも自分が一発もホームランを打てたことがないのではないか。□