お酒が好きなもので、

 

宴会の幹事をすることが多いのだが、

最近は、飲む仲間によって、

ふさわしい店を選定しなくてはいけない、

という考え方が芽生えてきた。

 

自分は、だいたい「中の上」以上くらいの

居酒屋が一番好きなのである。

落ち着いた空間。美味い料理と酒。気の置けない仲間。

 

それさえ満たされていたら、お金のことは気にしない。

そんな感じで、幹事をするときには誰と飲むときでも、

中の上以上の店を選んでいて、自分としてはいつも

大満足していたのだけど、

誰もが必ずしも喜んでくれていないということに気付き始めた。

 

人によって宴会に求めているものの優先度が違うのである。

 

とにかく安く飲みたい。

とにかく腹一杯食べたい。

とにかく美味い料理を食べたい。などなど。

店を決めるときに、招待する人の優先度を見据えて店を決める。

最近になってようやくそんなことを認識するようになった。

 

だけど、そのとき、ふと思ったのだ。

 

上の上・上・上の下

中の上・中・中の下

下の上・下・下の下

 

みたいに居酒屋を分類した時、

それぞれのレイヤーにふさわしい飲み仲間が

居るだろうかと考えてみたら、

自分が最も選択したい「中の上」というレイヤーだけ、

ふさわしい友人がいなかったのです。

それなのに「中の上」の店ばかりを選んでいた自分...。

そう思うと、ほとんどの仲間たちは自分との宴会を

心から楽しめていなかったのだろうか.....などという、

勝手に疑心暗鬼になってしまったりしている。

 

いつでも、どこでも、だれとでも。

 

飲み仲間の輪をもっと大切にしたいものである。□