忘年会

 

忘年会のシーズンである。

 

以前は積極的に忘年会を起こしては、総当り的に友人、知人らを呼び出して飲んでいたのだけど、ここ数年は自粛して宴会の数を減らしている。


........つもりだった。

今年の宴会も数えてみれば7回くらいは飲むことになりそうである。ちっとも自粛していないではないか。

居酒屋という空間が好きなので、結局今年もまた自分を許して飲みまくることになりそうだ。

これまで、お酒のある場所には必ず顔を出す。というイデオロギーのもと、宴会にはたいてい参加して、どんなメンバーであろうが、どんちゃん騒ぎをしても楽しく飲んでいたのだけど、最近は宴会にも「質」があるな。と思うようになった。

料理の質や会場の雰囲気も大切だけど、やっぱり「誰と飲むか」は最も重要である。

職場の仲間と飲むことも多いですが、仕事の話が底にあるから宴会で完全に開放されることはない。酒を片手に愚痴を吐き出してみたところで、なにかまっさらにはなれないというか、そんな感じがする。

やはり僕にとっては絵画の仲間たちと飲むのが一番リラックスできているのかもしれない。

先日行なわれた忘年会は13:00から開始となった。年配のメンバーが多いので昼にはじまり夕方には終わる設定なのである。
ところが一次会が終わった後も、二次会、三次会と続き、結局は5次会まで進んで23:00に解散となった。
時間と体力と経済力が許せば、まだまだ朝まででも続きそうな雰囲気であった。
ひとえにこれこそが、気の置けない仲間たちと飲むということの意味なのだろうと実感した。

楽しかったんだね。

最近なかなか絵を描く時間がうまくとれずに、ぐう、という気持ちになっていたけど、誰もが同じような境遇で時間や体力をいかにねん出しながら工夫しながらやっているかを聞いて、はげまれたりもしたし、勉強にもなった。

2019年もあと少し。やり残した仕事がないようにしっかりやりきって、しっかり飲みまくって、2020年を迎えたいものである。□