「人間が作るものなんて、大抵たかが知れてます。
でもその中でも時折、すごい!というのがでてくる。」
「人間が作るものなんて、大抵たかが知れている」
というフレーズが耳に残る。
この言葉を聞く以前から、
最近、アートを見て感動をする自分もいるが、
刹那、「ただ、だまし合っているだけ」。
というような虚無的な気持ちも生まれてきていた。
人それぞれ、顔とか声とか、素養や個性は違うけど、
大きな根っこでは、結局誰もが人間。
誰であっても、食べるし、うんこはするし、眠るし、死ぬのです。
みんな同じ。人間という動物であるという事実は、変えられない。
そういう前提で、そういう条件の中で、
僕はこれをやった。私はこれを作った。
みたいなことを生まれてから死ぬまでの短い間、
出し合って競い合っている。
そして相手が出してきたそれを目の当たりにして、
いつもワーっと驚いている自分がいるのだけど、
そもそも、それってなに?
という気持ちがふと湧いて出てしまった。
たとえば神のような、人間では絶対にかなわない存在が、
もう一つ上に実在したとして、そこから公式に発信されたもの。
というのがあったら、
絶対的にかなわない。という絶望があり、
驚くしかない、驚かざるを得ないのだろうけど、
なんだろうね。最近、「しょせん人間じゃないか」
と思っちゃったところがある。
いろいろな当たり前としていたことでも、
受け止め方や解釈で180度変わってしまうのである。
最近、考え方や見方の見直しをするような話をいろいろな方面かラ耳にしていたからかもしれない。
良いか悪いか、自分は何かを変えようとしているのかもしれない。□