「絶対に伝わらない」
.....のであれば、もはや言う必要も、伝える努力もしなくていい。無駄ではないか。
.....と、次の問いがやってくるが、そこは捨ててはいけないような気がしている。
どんな雑草も花を咲かせる。
雑草に無関係な多くの存在にとっては、雑草の花が咲いたことに気づきもしない。知る必要もない。だけど、その雑草にも、彼らの世界での「使命」があり、関係するパートナーたちがいて、花を咲かせたことを「伝えなくてはならない」。
植物には足が無い。だから歩くことを必要とする「使命」は、どうしてもだれかにやってもわらなくてはならない。
例えば、昆虫に遠くに花粉や種を運んでもらうとか。そのためには、昆虫に花が咲いたことを「伝えなくてはならない」。
雑草の世界に限らず、どの世界や社会にも、自分が関係するものたちには最低限伝えなくてはいけないことがある。
だからこそ、伝わらないということを覚悟しながらも、伝えるという行為を放棄してはならない。
伝わらない。けれど伝え続ける。
どうしても伝えねばならないことは、伝わるまで言い続けなくてはならない。伝え続けなくてはならない。□
◆まとめ 「伝えることの極意」
① それは、伝える必要があるか。
② そして、伝わらない。
③ それでも、伝え続ける。
□