いのる。

神に祈っても無駄だ。


.....と考えた時点でもう脱線している。


祈りとは一切の見返りを求めない、完全無欠な純粋なる願いである。



「祈ったらいいことあるかも。」「祈ってもいいことなかった。」


......と考えるような人間は、端っから祈る資格がないのだろう。


あれだけ願い、祈ったのに、うまくいかなかった。
なぜ神様はうまくいくように助けてくれなかったのか。


あるときは自らの祈りに応えてくれる都合の良い万能の存在として、そしてうまくいかなかったときは責任をなすりつける架空の身代わりとして「神様」をでっちあげ、自らが整理できなくなった不手際や苦悩や責任や怒りを見苦しく押し付けている。


それまで見えていた99のよい側面には一瞥もくれず、たまたま見えてしまった悪い1側面だけで結論を決めつけて、態度を180度翻す。なんと傲慢なことか。


アトリエの同僚が行く先々で必ず神社にお賽銭をなげ、手を合わせる姿に敬服する。


親がただひたすら子供に与え続ける姿にも、敬虔に祈る姿が重なる。


だからこそ圧倒的なのだろう。


なんだか、日々反省ばかりです。□