Production Note2

今回の個展では、
自分史上最大の作品162cmx500cmを展示してみました。
会場への作品搬入時に、トラック運転手のおじさんが、
壁際にならべた本作をみて「わーっ」と声をあげました。
思わず「にやり」としてしまった僕。
ぶっちゃけいうと本作は何が描いてあるかは関係がなくて、
とにかく大きい!という作品を展示することで、
絵画はよくわからん!という人にも、なんだかすごい!が
伝わったらよいかと思っていたのです。
以前おとずれたボストン美術館展にて、
あまり美術に関心のなさそうなおじさんが、
曽我蕭白の巨大な龍の襖をみて「こらすげえ値打ちや!」と
叫んでいたのが記憶に残っていて、
今回、とにかく細かいことは抜きで初見のインパクトを
作ることを強く意識しました。
美術に関心の無い人も少しでも関心をもってもらえたらいいと
想っています。□