花火が好き。

アトリエのスケッチ旅行が迫ってきた。
スケッチ旅行で企画する恒例行事として、
かくし芸をやっていることは以前述べたが、
もう一つ恒例の企画がある。

花火大会である。

増田力也は花火が大好きである。
「花火はやらないんですか?」と最初に提案したとき、
先生と他のスタッフは「ガキんちょか」と呆れた。
それでも駄々をこね続け、毎年花火大会を強引に行っていたら
ついに「今年は花火はどうする?」と言われるようになった。
想いをもち続ける。言い続ける。ということはとても大切である。

というわけで、

今年もまっちゃまちの天明館に花火を買いに出かけた。
予算は5000円。
店内に入ったとたん視界を覆い尽くす花火の数々に一気にテンションが上がる。
花火をやるときよりも、花火を選んでいるときが実は一番楽しい。
実際に火をつけた時にどのようになるかを想像したり、
ジャケットを眺めたりしている今が一番しあわせなのかもしれない。
国産花火のトレンドは「どれくらい長持ちするか」の挑戦であることに気付く。
線香花火の種類の多さにもびっくりする。
職人が丁寧に作った箱入りのものでは5000円もするものすらある。

結果は予算オーバーの6000円分もの花火を買ってしまった。
(はみ出した分は自費で補充)

来年も。再来年も。これからもずっと。
毎年花火を買うこの楽しみを、ライフワークのようにして生きたいと願う。□