人間という料理

人間を「料理」に例えてみる。
誰もが父と母のブレンド料理であり、唯一無二である。
味は、自分では決められない。
母も父も決められない。
神が決める。
生まれながらにして決まっているし、
生涯、決して変えることもできない。
自分が美味しい料理であるのか、
不味い料理であるのかは自分ではわからない。
世界中の誰もが美味しいといってくれる料理には
たぶんなれない。だけど美味しいと言ってくれる
人はどこかには必ずいる。

では自分はどんな味なんだろう。
さながら先日、北新地で食べた海老拉麺だろうか。
口の中に海老臭さが残って、胃もたれをした。
そんなときにとっさにこんなことを考えたから、
やっぱり僕の味は、
胃もたれする海老臭い海老拉麺」なのだろう。□