ゾンビ40周年アニバーサリー。
言葉にするとなんだかまぬけだ。
でも、初公開からもう40年もたってしまったのだと改めて驚いた。
公開当時、小学生だった僕は、なんて怖いものが世の中にはあるのだ、と心底怯えた。
クラスメートが「惑星が爆発した放射能を浴びて死者が蘇ったらしい」とか、どこから聞いたかもわからない適当な話をしていたが、それが今、まったくの嘘でもなかったということを、初めて知ったのである。
40周年記念で、日本公開時のバージョンを劇場で再上映することが決まったようだが、そのチラシを見ると、確かに「惑星の爆発による光線」とある。
クラスメートは自分で見たか、親せきが見たかそのときの真実を僕に伝えてくれていたのである。
2019年のハロウィンをしめくくるためには、劇場でしっかりと40年前の日本版ゾンビを目に焼き付けておかねばなるまい。(「屍荘の殺人」も公開されるし)□