今日の映画 「オッペンハイマー」

 

自分が、日本人だからなのかな。

 

すっごく、不愉快でした。

映画でこんなに不愉快な気持ちになったのは、ほぼ初めてかもしれない。

そりゃあすごい知識や理論や学術や技術が結集されたものなのかもしれないが。

原爆実験に、喝采。日本に落として、喝采。って、狂ってる。

これのどこがアカデミー賞なんだ。おしえてくれ。

賞をつけるやつらも歴史をちょっとほじくったとかで安易に流されている場合じゃないぞ。

たとえ戦争というやむを得ない事態であったとしても、人殺しに喝采するなんて、人類としてどう?と思ってしまった。

それが戦争という悲劇なのかもしれないが(それを知るのがアカデミー?)。

 

自分でもまだ整理できてないけど。なんでしょうかね、この憤りは。

風立ちぬ」を観たときは、より優れた飛行機を生み出したい、と、ゼロ戦を開発した主人に素直にすごいと思えたのだけど。原爆作ったことには。美学を感じられない。

3時間のほとんどが、答えのない責任のなすりつけあいの喧嘩が続いていた。

なんだこれはと思います。

不愉快の極みです。

 

決して、クリストファー・ノーランや役者たちが悪いわけではないけど。

彼らは優れた仕事をしたのかもしれないけど。□

今日の気になる 

 

Get Wild Continual」

 

TMネットワークが、実写版シティハンターに向けGET WILDをリブート。

オリジナルの強さを残して、さらにかっこよさが強化されている。

恐れ入りました。□

 

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ファミコンゲーム 2次ベスト その3

 

ファミコンゲームの思い出をつづるシリーズ。まだまだ続きます。

 

□ デジタルデビルストーリー女神転生
アニメーションや芸能人をゲーム化すると、だいたいクソゲーとなるということにうすうす感じ始めていた時期だった。オリジナルへの思いが強いほど、ドットがつぶれ、変わり果ててしまったキャラクターがチマチマ、カクカクと動くさまに、大きな失望を感じたものだ。デジタルデビルストーリー、なんだそれ?とアニメの方すら知らなかったから、当初このゲームには、ますますマイナスイメージをもっていたんだけど、これが歴史的なヒットになるシリーズの第一作目になってしまうとは、今振り返っても、驚きである。深くて濃密な3Dダンジョンに悪魔合体というシステムが斬新で、同級生のリンダが、頼みもしないのに毎日の進み具合を報告してきたことを覚えている。ただ、後半にいくとダンジョンが巨大化することに加え、度重なるワープで自分がどこにいるかすらわからなくなってしまうことにギブアップする輩が多かった。自分もその一人であったが、それから10年くらいたって、スーファミで1と2を遊びやすく、画面もきれいにリメイクしてセットにした作品が発売された。これが素晴らしく、オートマップ機能がつけられたことで飛躍的に遊びやすくなり、ようやくラストまでたどり着くことができた。今思い返しても、ファミコン史上に残る大傑作だったと確信する。その後シリーズ化され、今にも発売される新作より、この第一作目のどこかに感じる手作りのような温かさや悪魔合体デビューのインパクトの方が、いまだに勝る。

 

□ 独眼竜政宗

挙げてみたが、実はそれほどおもしろかったという記憶はない。ファミコンシミュレーションゲームというのがとても珍しかったし、作り手としても、どうやって小学生を相手に遊ばせるか、を手探りで考えていたのではないか。実際、すごく丁寧に作られた初心者向けのシミュレーションゲームというイメージが残っているが、それが逆に、はまることを阻んでいた。いろいろ指示をだしても、目覚ましい効果や変化がなく、手ごたえがない。それでも決戦に臨まなくてはならなくて、押し出されるようにして戦が始まるが、やっぱり壊滅する。みたいなことを繰り返していて、ああ~やめだ。となり、親友のカバチョに貸してしまった。ところが、カバチョにはしっくりはまったようで、会うたびにその楽しさや進み具合をとつとつと語りだすから、そんなにおもしろいんかと聞いていたが、、手元に戻ってきて遊んでみると、やっぱりおもしろくない。と投げてしまった。今やり直したら、もう少し楽しく遊べるだろうか。(なんと今も未練がある)

(つづく)

ファミコンゲーム 2次ベスト その2

 

引き続き、自分があのころ遊んできたファミコンについて、

徒然なるままに書いていく。

 

□ ポパイ
ファミコンではじめて買ったゲームは、ドンキーコングマリオブラザーズだったと思う。ポパイはそれらを遊びつくした後、次に手に入れた3つ目のカセットだったと記憶している。ほうれん草を食べるとパワーアップして、ライバルのブルータスをやっつけるというキャラクターアニメのゲーム化で、かなりやりこんだ記憶がある。
もしかしたら、日本でポパイをこれほどやりこんだのは自分しかいないのではないか、というバカな自惚れを持つほど遊んだが、近所の銭湯にあったゲームコーナーにアーケード版のポパイが入り、鼻高々でやってみたら、めっちゃくちゃ難しいことに驚愕し、1面すらクリアできない自分に失望した。
ブルータスの攻撃が執拗で、しかも変なばあさんまでもが登場してポパイの邪魔をする。その攻撃の過激さに、しかし興奮した。これこそがシン・ポパイだと。むしろ、いっそうポパイが好きになった。同時にアーケードゲームへの羨望が強くなった。ファミコン以上に画面が美しく、キャラクターが緻密に動く。難易度も高く遊びごたえがある。アーケードアーカイブスでリリースされるのを今か今かと期待しているけど、スパルタンXと同様、こちらも著作権問題だろうか、一向に移植されない。欲しいのはこれなのに。頼むよ、ハムスターちゃん。

 

□ デビルワールド
次のゲームが待ち遠しい毎日が続いていた。いったいいつ?何が?発売されるのだ。
雑誌やらネットすらまだなかった時代だ。しびれを切らした小学生のもやまん少年は、取説の最後のページに書いてあった任天堂の電話番号に直接電話をかけていた。
「あのー、次はどんなゲームが出るんでしょうか」
「はい、次はデビルワールドというゲームが出ますよ」
いつも同じおっちゃんが丁寧に発売日とゲームタイトルを教えてくれた。今となっては信じられないハートウォーミング?な時代だ。でも本当にメディアがない以上、任天堂側も問い合わせに答えるという窓口を設けていたのだろう。新作ゲームのCMを見るだけでも、乾ききった少年の目にはかけがえのないオアシスのように映っていた。おれたちひょうきん族を見るのも、任天堂のCMを見るためという目的も大きかった。
で、デビルワールドだが、おもちゃ屋さんに買いに行ってみると、4500円です。と言われて、えっ、値上げ?と思ったことが、今も記憶に焼き付いている。それまでのゲームは3800円だったのだが、デビルワールドから、箱が一回り大きくなって、値上げされたのだ。チャイコフスキーくるみ割り人形を思わせる楽しい楽曲と「画面が動くパックマン」というインプレッションに加え、値上げされたということも鮮明に記憶に残る。

(つづく)

 

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