草刈民代さん、LOVE!

偶然本屋で発見した草刈民代さんの書いたエッセイ「バレエ漬け」を読んだ。


表紙の帯にある抜粋があまりにも強烈で必読の書と判定。


バレエを続けるための土壌が弱いこの日本において、学校をやめてまでバレエを続けていくことの意味について、常々「一体自分は何をやっているのだ」と自問しながらも、結局は「これしかない」という結論にたどりつくという葛藤のらせん。


すげえ哲学書を期待して手にとったのですが、実はこの箇所以外はふつうのエッセイでした。


が、翻って、彼女がすばらしい家族愛に守られていることと、旦那である周防正行監督の仕事へのリスペクトが彼女のチカラになっていること。が感じられて大変爽快でした。


周りが輝いているから自分が輝くのか、自分が輝いているから周りが輝くのか。
もはやよくわからないのだが、とにかく彼女と彼女を取り巻く人々は間違いなくプラスのらせんの中にいた。



その後、彼女が周防監督と知り合うきっかけとなった「Shall We ダンス?」を鑑賞。
エッセイに書かれた全ての美しさが結晶となって作品に投影されている。


こんなに美しい人、世の中にいるんだね。...感動したッ!(by小泉)□