R25

関東では今、R25というフリーマガジンが配られているようである。


ぜんぜん知らなかった。
ちょっと目を離すだけで次々に新しいカルチャーが誕生している東京。いつ帰っても驚きの連続だ。
まだ手にしたことはないR25だが、なんでも25〜34歳を対象とした、政治・経済からスポーツ・芸能にいたるまで幅広い情報をコンパクトにまとめたフリーマガジンということで、ホットペッパーと同じように街角のフリーラックに置かれているらしい。



先日本屋で偶然「俺たちのR25時代」という本を発見した。この本はそのR25に連載されている「つきぬけた瞬間」という記事をまとめた本ということである。
要は、芸能界やスポーツ界、音楽界等、様々な世界で活躍する先輩たちが25歳頃のもがいていた時代を語ったインタビュー集である。

目次を見るとなかなか豪華な顔ぶれだ。
糸井重里萩本欽一などに始まり、布袋寅泰ガッツ石松哀川翔などヨリドリミドリ。
そして極めつけは高橋名人まで.....!!
まったくすごい本を見つけてしまったものだ。ということで、ただ今読みふけっております。


ふと、そもそも自分の25歳ってどうだったろう。という思いに至る。


たしか当時は就職直後で、いわゆる「からっぽ」だったな。


それはつまり、これから様々なリアルを経験し叩き込む器という意味でもあったし、口先だけでそれを示す手段を何も持たないという意味でもあったと思う。ただ勢いだけがあった。そして今にいたっても依然、アイデンティティが確立できてねえだの、もがきまくっているわけなのだが...。
ただ、自分が進むべき方向だけは朧に見えてきた気がする。無駄なものに踊らされなくなってきた気もする。


そんな感じでいいんだろうな。きっと。□