こんな夢を見た。
会社からの出向でメメ芸術技術高校に赴任する。
同じ会社のかつての同僚や先輩やらも、
メメ芸術技術高校のあちこちのクラス、
グループに配属されている。
自分が迎え入れられたクラスには、
飯友寝子(いいともねこ)という女の子と、
樋山くんという男の子が居て、自分は彼らの
制作のフォローをする仕事に割り当てられた。
1階廊下の突き当たりの技術室で樋山君の作った
アニメを見せてもらい、驚愕する。
プロ並みの質なのであった。
絵コンテまでもがきっちり丁寧に作られていて、
とにかく綺麗でよく動く。すごい映像であった。
対し、寝子ちゃんは実写映像を制作していたが、
ほとんどできていない。1、2カットの撮影が
終わったという程度なのである。しかも稚拙だ。
その後1階玄関のロビーにて樋山君と会い、語る。
年齢をたずねるとなんとまだ16歳の高校一年生。
将来の強いビジョンを持っていて話もしっかり
している。ものすごい優秀なやつなのであった。
学校はとても広く歩いているだけで楽しい空間
であった。
ふと今までずっと行きたくても行けなかった
美術大学への夢がまさに、夢の中で実現されて
しまっていることに気付き、幸せをかみしめている。
1つ1つの打ち合わせは創造性にあふれ、
優秀で素敵な仲間たちを時には助け、助けられ、
次々と本校の美術作品が社会への価値を生み出していた。
やっとここまで来ることができたことを噛み締めている。
もう職場には戻れないな。と覚悟を決めている。□