Aの視点からみれば、
ちゃんと報告もする。成果も出している。
Bの視点からみれば、
何をしているかよくわからない。
それほど多忙でもないはずだがいつも席に居ない。
こんな人間Cがいる。
人間の本当の正体とは、どこにあるのだろうか......?
Aの視点からは、Cは正しく見えるように上手に立ち振る舞っているが、
Bの視点からは、Cは可能な限り、手を抜いているように立ち振る舞う。
Aの視点からもBの視点からも、きっちり美しく立ち振る舞って、
初めて「人間」であると思う。
人間を腐らせるのはきっと環境なのだろう。
そして環境を腐らせたのはたぶん僕らだ。
緊張のある環境を絶対に絶やしてはならない。□