今日の一冊

「日本の国宝100」橋本麻理著 幻冬舎新書

今年は「国宝」に湧いている。
東京と京都の国立博物館が手を組んで、それぞれが持つ国宝を
大規模に棚卸し公開する「国宝展」の開催がその要因の一つだろう。
本書は2011年に出版された。
橋本麻里女史は様々な場所で国宝の素晴らしさを世に伝え続けてきた。
この10月からNHKでは「国宝に会いに行くⅡ」の再放送が決定した。
これまでは日本の外にある華やかな文化財に触れることが好きで、
海外の旅行をたびたびしてきた。
だが歳を重ねていくうちに、そもそも自分の国をあまり知らないことを
はずかしいと思うようになった。
もっと国が誇る文化財の数々をきちんと見て学びたいと思うようになった。
美術に携わることで本書に書かれたものの多くを既にみていることを知った。
しかし国宝は1100点に及ぶ。まだまだ見ていない宝は溢れている。
さらに国宝予備軍と言われる重要文化財は1万点を超える。
きっと一生かけても見尽くすことはできないだろう。
あわてずあせらず。じっくり1つ1つ大切に見て脳裏に焼き付けていきたい。
偉大な先人たちのバトンを受け、今度は僕が国宝級の作品を後世に残すのだ!(ナンチャッテ)□

 

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