もやテン2019 仏像部門

もやテン2019仏像部門

1.重文 木造不動明王&木造大威徳明王像 @真木大堂

2.国宝 臼杵摩崖仏群

3.国宝 銅造釈迦如来倚像(白鳳仏) @深大寺

次点
・重文 黄不動&護法善神立像 @三井寺
・国宝 釈迦如来坐像 @蟹満寺
・国宝 鎌倉大仏阿弥陀如来坐像) @鎌倉高徳院

 

5月に訪れた大分国東半島で出会った仏像の多くが脳裏に焼き付いています。
真木大堂の不動明王は、不動明王中の不動明王であると確信しています。
炎の中にフェニックスが見え、時代を感じさせる木肌はまさに業炎の中から歩き出してきたような迫力です。これを超える不動明王はいないと思います。
臼杵摩崖仏もすごかった。こんなところに一体だれがこんな壮大な仏像を彫ったのだろうかと。岩ですからね。途方もない時間と力がいるはずです。崩壊した状態で発見されたときの写真があって、頭が落ちたりしていたんだけど、復刻させたという過程や、臼杵の街並み、杵築の街並みも含めて、大分が沁みまくりました。
深大寺の釈迦如来は、ガラス張りの中に展示されているなど、魅せ方は悪かったけど、仏像としては思った以上にコンパクトで80㎝くらいでとてもかわいかった。持ち帰りたいような気持になりました。□