いよいよワクチン接種がはじまるようである。
この長い戦いも、今年1年くらいでゆっくりと収束していくことだろう。
コロナ禍により失ったものは多いが、手に入れたものもある。
同じ部屋の中でほとんど動くこともなく過ごすことが多くなったことで、日の光の動きがつぶさに感じられるようになった。
1日、1日と、部屋に差し込む日の角度が高くなり、日が長くなっていくのがはっきりとわかる。
日めくりカレンダーに書かれている暦をじっと眺める時間が増え、二十四節気や二十八宿と、実際の自然の動きを体感することが増えた。
井の中の蛙、大海をしらず。空の広さを知る。ということか。
影があれば、光がある。光があれば、影がある。□