制作日記(個展開催まで12日)

 

絵画のいいところは、

 

「1秒間でプレゼンが終わること」だと思う。

 

良いか。悪いか。説明の言葉すらない。

作品が目に入って1秒もしたら即座に結果が出る。

 

「おおっ↑」か。「あぁ~↓」か、

反響すら、わずか2文字の母音で表現できてしまう。

 

百科事典のように厚い取扱説明書とは真逆である。

ある意味、とても不自由な、非情なフィールドでありながら、もし評価を貰えるような作品を作れたとき、それは計り知れない誇りになる。

わずか1秒間の戦いに、ときには数か月もの準備をして1枚の中に仕掛けるのだ。□