折角、吉野に来たのだから柿の葉寿司を買って帰ろうと思ったのです。
人気店「ひょうたろう」に行くと、
店頭に柿の葉寿司購入中の夫婦が1組。
その後ろに、ついたのです。
そして待つ間店頭に並ぶ商品をあれやこれやと眺めていました。
すると。
なんだ?なんだ?なにがあるんだ?と、一組、また一組と、
あっという間に3,4組の人間が集まってきたのです。
そこに追い打ちをかけるように店員が叫びました。
「柿の葉寿司12個入は完売で~す!
8個入りはあと3つだけで~す!!」
店頭はさらに客が殺到してあふれかえるような事態になりました。
さっきまでは閑散としていた店頭だったというのに。
バずるというのはこういう現象をいうのでしょうね。
もともと人気のある柿の葉寿司だったからということもあるのだろうけど、全くこの店を知らない客も、なにがあるのかすら知らない客も、引き寄せられていたかと思うのです。
いったい何に騒いでいるのか、とそれだけでどんどん人が集まる。これが日本人である。
「火が付く」という現象はこんな簡単なことで始まり、燃え盛るものなのでしょう。
ぼくの個展もこんなかんじでバズらないかしら。(爆)
追伸。ひょうたろうの柿の葉寿司は噂通り最高の旨さでした。□