「(輪の中に)入っていけないのなら、
(輪の中に)初めから居たらいい。」
中に入るまでの過程が重いのである。ならば。
初めに、壁に向かうと駄目。背中を相手に向けると駄目。
初めに、壁には背中を向ける。相手に顔を向ける。それだけで開ける。
「鳩の撃退法」の解説で、糸井重里氏が、小説を読まない人間がいかに小説を読むに至ったかの分析をしている。
「導入部分でいかにつかまれたか」=入っていけないものがいかに入っていけたか。
どこでも、いかに中に入っていくかが課題になっている。□