もやテン2021 1.映画部門

2021もやテン。今年も開幕です。
まずは映画部門から。

 

もやテン2021 映画部門

1.スリービルボード
2.悪魔のいけにえ
3.ノマドランド
4.ミザリー
5.西鶴一代女
6.すばらしき世界
7.八日目の蝉
8.JOKER
9.ガタカ
10.ワンスアポンアタイムインハリウッド

次点
・HOKUSAI
男はつらいよ25
男はつらいよ48
・フリーガイ
・あげまん
八甲田山

これは駄目で賞
・ミッドサマー
悪魔のいけにえ
死霊の盆踊り

年末までもう数本は観るかもしれませんが。
おそらく、上位はくつがえらないでしょう。
ノマドランド」からフランシス・マクドーマンドを紐解いていきましたが、一見そのへんに居そうな身近なおばちゃん。という雰囲気を出しながらも、心臓をがっしりつかんでくるような存在感がある。すごい役者です。「ファーゴ」では助演でしたがあのころから存在感すごく大きかったように思います。
悪魔のいけにえ」は今更ですが、ホラー映画の金字塔ということを思い知りました。
作った本人ですら二度とつくれない。そういう勢いが映像の中に残っていて強烈でした。レザーフェイスは、他のホラー映画のモンスターに比べてもユーモアや可愛げがあって、唯一無二の存在だとも思いました。
ミザリー」も今更だけど初めて見て、これまたすごいモンスター来たな、と。
人間なんだけど、結局はモンスターより人間の方がよほど怖いというのを感じましたね。キャッシー・ベイツの演技があまりにもすごすぎて、佐野史郎の冬彦さんみたいになっちゃってるかもしれない。

今年から「これは駄目で賞」を新設しました。
自分から手に取ったのだけど、本当にひどい映画というものはあって、なんだこれ、とイライラしながらも、作った人の気持ちもすごくわかるのよ。自分の仕事の鏡のように見ました。□