前回の制作日記で、「感動」がないと作品がつくれない。と書いたけど、
数日前に「悪魔のいけにえ」について書いたブログを自分で読み返してみて、われながらすごいブログだと思ってしまった。
ここ数カ月の自分のブログは正直、ちっとも面白くなくて、今思うと、やっぱり「感動が足りなかった」ということなのだと思い至る。
平日も週末も、家の中ですごしている。それはそれで楽しいのかもしれないが、確かにセレンディピティがない。つまり、感動があきらかに足りないのだ。
そんなバックボーンで書いたブログが面白いわけがない。
骨格がないのである。
「悪魔のいけにえ」は久しぶりの大ヒットで、心が震えた。
あれほど怖くて笑えるホラー映画はそう出会うことがない。
観終わったときに、体の内側からマグマが湧いてきて、この感動を吐き出したい。という衝動にかられた。そうして書いたブログはやっぱり、骨格があって、力強い。
ブログを書くにも、絵を描くにも、いい作品を作るということの背景には、より「大きな感動」というものはやはり必要なのだと思っている。
ひいては、面白い人間というのも、毎日いろいろなものに感動し続けている人間なのかもしれない。そういう人は、いつも発見や驚きを頭の中にぐつぐつと煮込んでいて、とんでもないエピソードを持っていたりするのだ。□