久しぶりにデパートの地下に行くと、
とてもきれいな空間に様変わりしていて驚いた。
以前の「ただモノを売るだけの空間」から、
「モノとコトを売るための空間」に変っている。
「女性おひとりが気軽に満喫できるフロア」
なんていうコンセプトで空間が作り直されていて、
なるほど、静かで、美味しくて、気持ちがいい。
これなら女性一人が楽しめる。すごいな、と感心した。
そんな空間でクラフトビールを頂く。
クラフトビールという言葉の響きが好きだ。
クラフトという言葉を調べてみると、
「手作りの工芸品。手作りのかんじを持たせた手工業による製品」とある。
確かに小さな工房で丁寧に仕込んだここだけのビール。という手作りの
味わいが出ていて、こんな空間にしっくりくる。
ふと、
「クラフトアート!」
「クラフト美術!」
と叫んでみた。(もちろん、心の中で)
だけどアート、美術ってもともとクラフトだからな。
あまり響かないな。
AIが進んで人間以上に機械が絵を描く時代が来たら、
また時代が逆行してクラフトアートということばが
流行るのかもしれない。
そんなことを考えながら、クラフトビールを美味しく頂いた。□