バタフライ活動。を意識する。
人はただ存在しているだけで、人に迷惑をかけている。
それはゼロにはできない。
残念ながら、ただ居るだけで、もう迷惑なのである。
だけど、逆に考えれば、存在しているだけで、
世界に影響を与えているとも言える。
その影響が良いか、悪いか、の考え方、捉え方次第で、
人は前向きにも、後ろ向きにもなれるのである。
その「影響」を、これからは、前向きの方にとらえたい。
以前、アトリエのメンバーと投入堂に訪れた後、
「お前が言い出さなかったらきっと来ることはなかった。
でも来られて本当に、よかった。」
と感謝の言葉を貰ったことがあった。
でも、実は自分は、ただ「行こう」と言っただけだった。
その言葉を汲んで、メンバーたちが行程を決めたり、車を出してくれたりして企画が実現したのであって、正直なところ感謝をされるほどのことをしてはいないのである。
むしろ感謝したいのは、よく連れて行ってくれました。ありがとうございます。という僕の方なのである。
改めて、ここで自分は、ただ「行こう」と言っただけなのである。
だけど、その一言がメンバーたちになんらかの「影響」を与え、なんだかんだで皆の力を借りながら企画が実現して、無事、投入堂に行くことができたのである。
つまり「行こう」という発言一つがバタフライ効果を発動して、みんなの発見や驚きにつながった。前向きにとらえると、この発言が世界によい影響を与えたと、とらえることができる。
「ただ言って見るだけ」
それで世界はいくらでも変わっていくのである。
なにかをしなくてはならない。
成果を出さなくてはならない。
と考えてしまうと重くなってしまうけど、ただ言って見るだけ。なら誰でもできる。
それがよい方向に世界を変えていると考えてみればさらに勇気が湧く。
僕らがまずやってみることは、ただそんなものでいいのである。
「ただ言ってみるだけ」
これを今「バタフライ活動」と呼んでみたい。
ただ言うだけからでも何かが始まる。何かを生み出せる。
目には見えないかもしれないけど、きっと世界を小さく前に動かしている。
そう小さく意識して、何かを、ただ言ってみたい。□