「面白い」ってなんだろう。
改めて「面白い」を考えてみたい。
直感的には笑いを伴うもの、を想像する。
コントや漫才をみているときに、
ゲラゲラと笑って「面白いなあ」となる。
あるいは、
マンガを読んで「面白い」というのもよく聞く。
学生時代に永井豪先生の大ファンだった先輩が、
バイオレンスジャックについて「面白いっ!」と
力説していたことを思い出す。
「面白い」とは、
ひとことでいえば、
「想定外」
ということなんだろう。
自分が想定していたものとは全く違う展開を見せるもの。
観たこともない世界。想像しえない世界。
そんな世界で、装丁しない言葉の選択や
行動の選択がされる。
更に続く選択でも、想定を超えた選択が選ばれ、
自分の人生のラインでは決して乗って来ない世界に
いざなわれる。
それが連続でコンボするほど、おもしろさも比例する。
逆に問いかければ、では誰しもが想像できなかった世界、
誰もが体験しなかった選択の方を辿っていけば、
誰でもおもしろいものは作り出すことができる。という、
理屈になるのだが、言うは易く。そう簡単にできるものではない。
面白さとは、
その人しか体験できなかったことであったり、
その人しか思いつきえない想像力、その人独自のものである。
そこに、センスや才能という言葉が現れるのだけど。
今まで、さんざん、自分にはそういうセンスや才能が無かった、
と打ちのめされてきてしまったのだけど、
誰かが自分をおもしろがらせてくれたりすると、
では僕もお返しをしたい。なんておもってしまうのだ。
そして、また玉砕するのだ.............。
それでも、やっぱり。
おもしろいもの、生み出したいよねえ。□