想定外を愉しむ

 

「怪談まつり」と称したイベントを開催した。

 

のだが。

あらかじめ頭の中で想定していたものとは、
まったく異なるイベントになってしまった。

冒頭簡単なあいさつの後、丸く座った参加者が順に
怪談を披露していく。ネタが無い人はスキップして
進めていく。というような想定だったのだが、
「これ映してください」と映像を持ってくるもの、
「朗読します」と本を持ってくるもの。
スピリチュアル論みたいな話をとつとつと語るもの。

総じて、期待しているものと全然違うものとなった。

直感的な感想としては「期待はずれ」ということになったが、
よくよく考えてみると「期待通りに行かない」ということが、
世の常であり、また面白い。ということなのかもしれない。

思っていた通りに進めば、安泰かもしれないけど、
意外と退屈なのかもしれない。

想定以上でも以下でも「想定外」を楽しむようにするのがよいのかもしれない。□