恐ろしいことだ。
二人展開催まで20日を切った今、
ふつうならば「ラストスパート」というところだが、
なんと「これからがはじまり」であることに気づいてしまった。(!)
今回に始まったことではない。
いつものことなんだけど、この時期になるまで忘れちゃっているんだ。
直前のこの時期になって、ようやく、「本気」になれるということに。
そろそろ陳列のことも考えたりして、今まで描いていた絵を並べてみると、今日のテンションで描いているものに比べて、過去に描いたものの尖り方がちっとも「観る価値がない」状態であることに気づいてしまう。
「え、こんなにゆるかった?」
「観れたものではないぞ」
「これまで自分は何も描いてなかったんだな
これからが本当のはじまりなんだ」
毎回毎回そんなことを繰り返しているが、少しは前進もある。
違うのは、「あわてない」という心の状態だ。
これまでならば、あと20日しかない。とパニックになったりしていたと思うが、今は、まあ自分のためやっているのだし、ぎりぎりまで粘って、楽しんで、少しでも嘘のないものを出しましょう。と自分に冷静に言い聞かせたりしている。
その点は、表現に対する姿勢が真摯に向かい始めたというか、自負していいかもしれない。□