制作日記(二人展まであと18日)

 

恐ろしいことだ。

 

二人展開催まで20日を切った今、

ふつうならば「ラストスパート」というところだが、

なんと「これからがはじまり」であることに気づいてしまった。(!)

 

今回に始まったことではない。

いつものことなんだけど、この時期になるまで忘れちゃっているんだ。

直前のこの時期になって、ようやく、「本気」になれるということに。

 

そろそろ陳列のことも考えたりして、今まで描いていた絵を並べてみると、今日のテンションで描いているものに比べて、過去に描いたものの尖り方がちっとも「観る価値がない」状態であることに気づいてしまう。

 

「え、こんなにゆるかった?」

 

「観れたものではないぞ」

 

「これまで自分は何も描いてなかったんだな

 これからが本当のはじまりなんだ」

 

毎回毎回そんなことを繰り返しているが、少しは前進もある。

違うのは、「あわてない」という心の状態だ。

これまでならば、あと20日しかない。とパニックになったりしていたと思うが、今は、まあ自分のためやっているのだし、ぎりぎりまで粘って、楽しんで、少しでも嘘のないものを出しましょう。と自分に冷静に言い聞かせたりしている。

その点は、表現に対する姿勢が真摯に向かい始めたというか、自負していいかもしれない。□