オタクな回想

最近、周囲にオタクと呼ばれる濃ゆい人種が集まってきている。気がする。


「これを見れ!」といきなりDVDを借りた。


フリクリというアニメ作品である。
まだ4話までしか見ていないが正直なところさっぱり意味がわからない。
が、アニメーションの技法においてはまさにアバンギャルドであり、日本のアニメーションはやっぱすっげえなあと思わざるを得なかった。
漫画・アニメーション文化は日本の誇りである。


スケッチブックを取り出して酒を飲みながらフリクリの模写をしてみた。
楽しい。懐かしい。


学生時代にはアニメーション研究会の会長をしていた時期もあった。
ふとあの頃のことを思い出した。何のストレスも心配事もなくただ授業をサボって漫画を描きまくっていた。可能性の大海原とみなぎるエネルギーにただ根拠のない自信だけがあふれていた。
あれから10年経った。
可能性の大海原は猫の額のようになった。ストレスは増えた。自由に使える時間も減った。
漫画からアニメ。アニメからイラスト。そしてイラストから絵画に。
いろいろ転々として無駄な時間を費やしてきたが、描くということフィールドには相変わらずしがみついている。たぶんこれから10年もまた描き続けるのだろう。


そしてやっぱりアニメも好きである。


最近のものは全く見ていなかったが心を改め(?)、この機会にいろいろ模索してみたい。□