大人はわかってくれない。

展覧会に出品した作品について酷評をいただく。

「なんだあの絵は」

「意味が分からない」

「何をしたいの」

「あんなのは1000円以下の絵だ」云々。

多くの声は貴重な意見として耳を傾けます。でもね。

 

「絵に描いていた女は誰だ。」

 

は?

 

ナニいってんの?

 

僕は、昔も今も絵に特定の人間を描いたことなんてありません。

絵を眺める人間にとって身近な人間の像に重ねられるように「ただの女」として描いているつもりです。

なにをいまさら。といいたい。

これだけ長くプレゼンテーションしていて、今なお僕が属性を描いていると思い込んでいる人がいる。または属性を無理に当てはめて読み解こうとしている。そういう作品作りをしたつもりはないのだけれど....。

残念です。わかってもらえていないんですね。伝わっていないんですね。まだまだ。

 

旅は永い。□