鈍くさく、生きる。

手紙を書く。ということを大切にしている。

これからの生涯、それはずっと変わらないと思う。

確かにネットは早くて便利ではあるかもしれないが、
とにかく、速すぎる。

返事を待つ楽しみがなくなってしまった。

アナログだからこそ伝わる暖かみがなくなってしまった。


その人だからこそ書くことができる、
文字から滲み出す哀愁や、
文字と文字の間から染み出す情を切り捨てて、
高速で無機質な情報が頭上を飛び交っている。

速さや便利さだけじゃないぞ、しあわせは!

ホセ・ムヒカ元大統領の話をもう一度噛み締めてみるべきだ。


「年賀状は書きません。LINEで済ませてます。」


どこかに転がる文案をぺたっとコピペして大切な人間への
挨拶を済ませたつもりになっている。

そんなの人間どうしの交流ではない。ロボットではないか。

僕らは人間です。

もっと人間らしく=鈍くさく。時には不便に生きてみませんか。□