出品を終えて

14:00PM。今年2度目の出品が終わった。


が、感触としてはたぶん今回も駄目だろう...。
やや弱気だがこれが今の正直な感想だ。


出品という目標を設定することにより制作への意欲、緊張感は倍増する。
それまでやや引き気味だった腰を、目を背けることのできない袋小路に追い込み、前にしか進めないようにさせてしまう。腹を据えさせてしまう。覚悟を決めさせてしまう。
そういう気持ちの切り替えによって、今回目標設定が直前であったのにも関わらず出品まで漕ぎ着けることはできた。


また、緊張感の中で必死に吟味しもがく。それが自らの戦闘力を飛躍的に向上させている実感もある。出品直前の1週間前にそれまで描いてきた絵を没にしたとき、時間的にも「もう無理じゃねえか」と思ったが、何とかなった。そして結局それが前の絵より強くなった。人間追い詰められるとどうにでも動くものである。そんなことも知った。


今回の出品を通じてそういった種々の収穫はあったと思っている。


が肝心の絵は、まだ違う。全然違う。


ひとまず頭の中にあるイメージと出てきたものが大きくズレていることだけが分かっている。が、具体的にどこが悪いのかはわからない。これはたくさん描く中で1つずつ試し、直していくしかないと思う。そういう時間や作品数が全然足りてない。こういった弱さはまた簡単に看破されるだろう。


それでも今の自分ではここまでしかできない。という意味で出品はした。


とにかく分かっていること。もっともっとやらないと駄目ってことだ。□