2010年の流行語大賞が決まったようだが。
正直、全然ぴんと来ない。
まず、大賞=「ゲゲゲの〜」
なにそれ?!形容詞か。
何かの名詞に「ゲゲゲの〜」をつけて呼ぶ奴などにあったことはない。「ゲゲゲの社長」だの「ゲゲゲのレストラン」とかそんな使い方をする奴には誰一人会っていない。
流行語になったのはそんな形容詞でなくて「ゲゲゲの女房」という作品そのものではないのか。なんでぶれるんだ。
他の言葉も、一度足りとも耳にしない言葉ばかりだ。
なんだ「女子会」とは?「ととのいました」?「イクメン」?聞いたことも無い。
一度も聞いたこともない言葉に流行語はないだろう。12/1にあわせて無理やり捏造したのではないか?とすら思ってしまう。
確かに自分もますますテレビを見なくなってきているから、世の中に取り残され始めているのかもしれないが。
それにしても、あまりにもしょーもない、小粒なものばかりではないか。
この10個を並べても、あの北島康介の「ちょー気持ちいい」のインパクトの足元にも及ばないのではないか。
自分ならば、「sengoku38」、「ウィキリークス」、「ニーチェ」、「2つだけ覚えておけばいい」、「尖閣諸島」は必ずランクインだ。
ネガティブな言葉だろうが、流行れば流行語でもいいだろう。「あなたたちとは違う」だってノミネートされたんだし。
面白い言葉の一つも生み出されないような窮地に立っているのか、日本は。....と思うとめまいがした。
まだ発表されていないが、恒例の今年の漢字は「漏」だろうと予測する。
だけど清水寺の坊主がこの漢字を書くことは無理だろうと思う。
でも書いてほしい。
せめてこの長く続く、暗い社会の閉塞感を、モラルを象徴とする坊主の、背徳的なパフォーマンスで緩めてほしいのだ。笑かしてほしいのだ。
それができれば日本もまだまだイケる(と思う)。頼んだ、坊主。□