鞄を買い替えた。

ずっと頭の隅に鞄を買い替えたいという気持ちがあったんだけど、いずれいずれ。と先延ばしにしていて。そのうち、使っている鞄の底が抜けるほど薄くなってきて、さすがに後にも引けない状態になってしまった。
購入はほとんど衝動的だった。通勤途中にある鞄屋の前を通りかかったとき「そうだ、鞄買おう」と決めた。
買う鞄自体もほとんど即時決定した。
デザインがカッコいいし、収納も充分だ。肩から掛けることもできる。
とてもいい買い物ができたとルンルン気分で帰宅した。

だが、翌日。
1日使ってみて「ちょっと違う」と感じてしまう。
携帯電話やお財布が取り出しづらい。
肩にかけてみたら30分も経たないうちに肩に紐が食い込んで痛い。鞄が重い。

見た目から入ってくる期待は、いつも瞬時に大きく燃え上がって、そのとき見えてもいないことですら全て叶えられているはずだと思い込んでしまう。
この「衝動」というやつは、たいてい抑えられなくて、そのまま突き進んだとき、ほとんどの場合、うまくいかないことの方が多いように思う。
こんな事態になって、確か前回も前々回も鞄を購入したときに、自分に課した「戒」を思いだした。

一、とにかく鞄は軽いこと。

一、とにかく出しやすいこと。

一、上記を優先しデザインは二の次にすること。

全部忘れて、買ってから思い出している。学びがないというかなんというか....。
それでもまた日を改めて、その鞄をまた眺めてみると、まんざらでもないじゃん。とか思っていたりする。

峰不二子に翻弄されるルパン三世だな、をれ。

新年度は、学んでいこう。(ということを忘れないように)□