職場で、とても頼りにしている人が突然の異動....。
そんなことがよくある。
「彼が居なくなってしまって業務は一体どうなってしまうんだ」
現場は騒然となる。
だけどこれまでの経験を振り返ってみて確実に言えること。
それは、
「なんとかなっちゃったな」
である。
かつて、僕自身が体調を崩して1か月くらい入院をしたことがあった。
突然の入院だったから業務を引き継ぐこともできず、現場はさぞかし大変だろうと心配していたのだが。
退院して職場に復帰してみると、僕なんかが居なくても現場はがっしり回ってしまっていたのだった....。
極論かもしれないけれど、
結局「彼がいないと世界が終わる」なんて人は、世界のどこにもいないのである。
ビルゲイツであっても松下幸之助であっても。もし彼らが居なかったとしても、誰かがその穴を埋めて、世界はいつもと同じように軽々と回り続けたであろう。
名曲「End of the world」では、大切な男性を失った女性の気持ちを歌っているが、彼女がどれだけ絶望しても世界は昨日と同じように回っているのであった。そして、彼女もまた未来にはきっと彼以上の男性にまた出会うのである。
失うことは本当につらいことである。長い時間、その大きな傷が埋まることはないのかもしれない。
でもその時間の先には、傷は必ず癒えていくのである。
失ったときにはじめて依存が消え、自分の力で世界を切り開こうとする。失うことではじめて本当の成長ができるのだとも思う。
別れがあり、出会いもある。時には下を向いても、前を向いて、進んで行きたいものです。□