鯨と鰻

 

この夏、鯨と鰻を食べました。

 

鯨は和歌山の太地町で戴きました。

関西ではかつて、鯨は給食に出るくらいの日常だったようですが、関東出身の僕には鯨を食べるという習慣はほとんどありません。
そんなこともあって、ほぼ人生で初めての「鯨のフルコース」というやつをいただきました。
鯨といえば和歌山だそう。まさにメッカでのフルコース。期待に胸が、否、胃が膨らみます。

 

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最高の鯨だったと思います。しかもフルコースです。
僕にとっては、ナンダコレハ....?という初体験でした。
様々な部位を様々な調理法で作られた鯨料理がこれでもか!というくらいに並びました。鯨ベーコンに鯨カルパッチョ、鯨のハリハリ鍋に鯨の竜田揚げ。
なんとも楽しい酒の席になりました。


鰻は東京の野田岩で頂きました。
東京の人気店で、土用ではなかったけれど、猛暑の盛りということで14時過ぎでも入口には行列ができていました。
30分ほど待って店内に入ると、店内はもちろん満員。天然鰻を出すということで、野田岩には連日行列ができています。
鰻は江戸の人間にとってはすっかりおなじみですし、大好物でとても美味しくいただきました。やっぱり鰻は最高のご褒美です。

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思えば、鯨も鰻も今となっては食べることがなかなかのタブーになってきています。

鯨は、世界的に数が減少していて「食べるなんてもってのほかだ!」と動物保護団体が猛抗議する中、それでも調査捕鯨と言い張って食べ続けている日本人。

鰻は、稚魚がものすごく減ってしまったにもかかわらず、やっぱりアナゴやナマズでは代用はできないんだよなぁ。こちらも世界の白い目を受けながらも食べ続けてしまう日本人。(近畿大学に早く完全養殖を実現してほしいところです)

そんな彼らをこの夏、僕は一気に食べてしまったわけです.....。(バチ当たりだー!)

やっぱりしばらくは一汁一菜でおとなしくしていようと思います.,.......。ごちそうさまでした。□