★まんぷく

NHK朝ドラ「まんぷく」が面白い。

「面白い」というよりも「壮絶」といった方がいいかもしれない。

インスタントラーメンを発明した実在の偉人・安藤百福氏をモデルにしたドラマである。

モデルがいるのでドラマを見る前から、僕らは主人公・萬平の成功を知っている。
また、物語の背景は現代に比べて物が無かった時代だから「昔は良かった」なんてドラマになるのではないかと斜に構えていたのです。

でも、そんな予想は大きく覆されたのでした。

主人公・萬平とその妻・福ちゃんの信念の強さが、兎に角「圧倒的」なのです。

働いていた職場の組織長の陰謀で濡れ衣を着せられて投獄される萬平。
何とか釈放され、塩を作るという事業に着手し、ようやく安定させた次に栄養食品を作る事業に着手したが、工場の床から発見された爆発物で戦争犯罪者とみなされ、また投獄される。
何とか釈放され、栄養食品を全国展開中に社員を夜間学校に通わせていたら脱税容疑をかけられ、またまた投獄される。
おまけに釈放を受けるための罰金を支払うために会社を全てとられてしまう。
1つの事件を乗り越えたら、また1つ。また1つ。と、想像を絶するような逆境・試練が次々と萬平と福ちゃんを襲うのである。

それでもくじけないんですね。

彼らは絶対に屈しないのです。この底力に震えます。

世の中の人をしあわせにするものを作る。という決してゆるがない信念。

その先にインスタントラーメンの世界的な発明が待っているのですね。


福ちゃんは、きっとこの困難もなんとかなる。と信じて、どんなに大変なときでも笑っていようと、決して涙を見せずに頑張ります。

結果が分かっていることをふりかえるのは簡単です。
でも結果が分からない明日のことを考えるのは不安です。それでも進んでいくのです。

きっとなんとかなる。と信じて福ちゃんのようにどんな逆境でも笑って生きて行きたいと思います。□

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