さみしい桜

 

2020年の桜が散っていきました。

 

昨今のコロナウィルス騒ぎのせいで外出できず、ほとんどの時間、自宅にいるので咲いているかどうかもわからないまま、満開を迎えたようです。
ほんのわずか外出する時間に、ちらりと眺めることができました。

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自宅そばの公園

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駅に向かう途中

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アトリエ近所の桜通り

きれいです。
地震があろうがウィルスが蔓延しようが、花は矢張り「ただ咲く」のですね。

どこも例年のような楽しげな宴会の光景はなく、道を歩く数少ない人たちも、愛でたいという気持ちに引きずられながらも、横目で見て通り過ぎるのがせいぜいという感じでした。

 

昨日の強い雨と風で、ほとんどが散ってしまったようです。

 

人生でこんなに残念な春を迎えたのは初めてではないだろうか。

 

テレワークということばが広く知れ渡り、ならば宴会もオンラインで開催だ!という発想に、世の中がたどりついたようです。

オンラインでゲームをやる人間にとっては、結構あたりまえのように以前からやっていたことなんだけどね。

定点観測のオンラインカメラ映像で桜を見ながら、自宅にいながらにして宴会ができる。そんな時代なのです。

 

まあ、桜ばかりはやっぱり本物をみながらでないとちょっと寂しいけど。

夜になって、花冷えにおそわれ、それでもコートを着込みながら桜の下でウイスキーを飲んでいるおっさんやOLたち。
そんな姿を横目で見ながら隅田川沿いを歩いた浅草時代を思い出しました。
あれこそが花見だと今も思うんですよね。
あのころは、桜を見て大泣きしてたりしたっけなあ。嗚呼、青春。□