デスストランディング!

 

小島秀夫監督の新作「デスストランディング」。

 

コロナGWの期間中に挑戦してなんとか、物語の最後まで見届けることができた。
60時間程度の間、没頭していたわけです。
人々の間のつながりが絶たれた近未来。主人公サム・ポーター・ブリッジズが、世界をおそったデスストランディングから逃げるように小さな自治でつながりを絶って生きる人間同士を、個々の求める配達を行うことによって、つなげ直していく。という物語である。
いわば「配達」のゲーム化なのであるが、ただそれだけというには、見過ごせない重厚な物語があり、ゲームを越えた映画的な要素も感じられる傑作であった。

ゲームは無事、エンディングを迎えたものの、残された配達のミッションが放置されたままになっていたので、もう少しやってみようかな。と続けているのですが。

 

 

お・も・し・ろ・す・ぎ・る......!!!

 

 

配達をしやすくするために、高速道路を作ったり、2点を結んで移動できるZIPLINEという手段を構築して、片道1時間かかる山越えを3分で実現してみたり。
これらによって、これまで徒歩で行っていた配達が飛躍的にさくさくと進むようになるのです。
「配達」という目的で始まったゲームが、いつの間にか「インフラ開通」というゲームにさし変わっている。あたかも自分が、荒野に配達をやり易くするためのインフラ手段を作る輩になりかわっている。
しかも、その開通した道路やZIPLINEという手段を使った、ネット上の他のプレイヤーが「いいね」をくれたり、逆に、自分が困っているところに誰かが道路を開通させてくれて「いいね」を返したりする。
物語はとっくに終わっているのに、この快感に、今さらはまりこんでしまって、もう、ぬけだせない状態になっています。

ここまできたら、もう最後まで、自分が納得行くまで、やりとげるしかないのだろうな。と思います。

封印されてきたゲーム魂に火がついてしまった。

コロナの今だからこそ。今だけだからこそ。の気持ちで没頭したいと思います。

奇しくも、運ぶ人が人々を癒していく映画「運び屋」という傑作にも出会い、また、私生活でも運ぶ自分に気づいたりして、最近強くいろいろなところで絆を意識するようになりましたな。□