今日の一冊

 

「葬儀を終えて(新訳版)」アガサ・クリスティ著 加賀山卓朗訳

 

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(以下、自分用のメモ。すべてネタバレしてるので注意)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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・富豪リチャードが亡くなり、葬儀に集まったファミリーたち。

・リチャードの末妹コーラが「リチャードは殺されたんでしょ」という発言をして事件性が出てくる。そのコーラが殺される。

・遺産の相続をめぐっての殺人事件と思わせながら、目的はそこではなかった。

・登場人物が多いので、メモが必要。

・犯人は、コーラのお手伝いギルクリスト

・同機は、コーラのところに舞い込んだフェルメールの絵画をコーラを殺害し奪い取るため。リチャードの死は自然死で、コーラ殺害を見えないようにするために殺人事件としてミスリーディングされた。

・リチャードの葬儀に現れたコーラは、実はギルクリストの変装。

・画家と駆け落ちし、20年来誰もコーラにあっていなかったことにあやかり変装して葬儀にもぐりこむ。「リチャードは殺された」と発言し、コーラが何かを知っていると集まった人間に植え込む。そののち、ギルクリストはコーラを殺害。何かを知っていたから誰かに殺された、と思わせ自分への容疑を見えなくした。

・リチャードは実際は自然死。

・葬儀でヘレンが感じていた違和感は、コーラになりすましたギルクリストの首の傾ける癖が、逆だったというところ。かつてみていた彼女の癖をマネする練習をしていたギルクリストだったが、鏡の前で練習していたため、傾ける方向が逆になっていた。

・たびたび現れる修道女へおびえ、逃げるふりをすることで、とどまったり、動いたりすることの理由を作っていた。□