高い時代

 

最近モノが高くなったと感じる。

 

とても高い。

 

とくに食べ物が。

 

先日ケンタッキーフライドチキンを食べたのだが、少し食べたい。というくらいだったので、なるべく安く済ませたいと思い、セットを避けて、チキンを単品を注文したのです。

「チキン2つとポテトを単品で。あとお水下さい。」

「はい。740円です」

ぎょっとしました。
せめて450円くらいを考えていたのだけど。
高くないか。セットとほとんど同じ値段じゃないか。
レシートを見たら、ポテトが高いのだった。¥240。
確かにポテトはうまいのだけど、そんなに高いのなら我慢すればよかった。

 

同じような話がまだある。
職場の食堂で昼食を食べたときだ。
おかずを取って、ご飯を取って、お味噌汁を取って、サラダを取って、温泉卵を取ったのだが。
最後の会計で¥700と出てびっくりした。
高い。
職場の食堂というものは安いことが取り柄で、ワンコインで食べられるくらいにずっと思っていたのに、これならもう外食するのと同じではないか。
そう思って外に出てみれば、外食すればどこに行ってもランチ1500円とか出ている。
え?!
これって銀座でランチする時くらいの値段じゃねえのか。

 

僕は浦島太郎になってしまったのだろうか。

コロナ禍で外食する人が減り、外食産業も値上げをじわじわと進めてきたということか。

10年前、20年前ならワンコインランチも当たり前という時代だったというのに。

どういうわけか、ある日突然「高い」と感じるほどに高くなってしまっていた。

もともとあまり意識もしなかったことを感性が変わって気にするようになっただけなのかもしれないけれど。

それにしても、高くない?これが普通なの今って。□