自分は、結局、全てが「ふつう」だった。
絵を描いても、ふつう。
漫画を描いても、ふつう。
料理をしても、ふつう。
文章を書いても、ふつう。
グラフィックデザインをしてみても、ふつう。
コピーを書いてみても、ふつう。
ゲームをしてみても、ふつう。
なにもかもが、ふつう。
ふつう以上を目指したもので、そうなれたものは一つもなかった。
たぶんこれからもふつう以上になれるものは、なにも出てこないだろう。
自分への期待は、全て失われた。
だけど「全てふつうにできること」は、見方を変えたら強みにもなりうるのだろうか。
これだけは絶対負けない。というたった一つを持っていることに対して、どれもがふつうにできる。は強みといえるのだろうか。
いずれにせよ、自分はもう残りの人生全部「ふつう」だと思う。
それを嘆きながら、それを感謝する。□