中学高校生時代に完全燃焼できなかった無念を、
今一人でやり直そう、取り返そうということで、
個展を「ひとり学園祭」と名付けて活動している。
それに加えて、会場に立っていると、
久しく会えていなかった知人・友人が
サプライズで訪れてくれたりして、
交流が絶えていた長い空白の期間を埋める話が出来たりする。
その時、絵は触媒のようなもので、
会場はその対談のために開かれた「同窓会の会場」になる。
知人・友人ではなく、ふらりとどこからともなく現れて、
さらりと絵を眺めて去っていく人も(時折だが)いたりする。
そんなお客様は、会場を天真爛漫に舞う「蝶」のように見る。
そして、この会場は、自分は「花」なのだと感じたりもする。
僕にとって個展は、
「学園祭」であり、
「同窓会」であり、
「花」なのである。
個展が、はじまります。□